鼻出血について
原因によっては、早急な対応が必要なことも!
外傷、鼻腔内異物、鼻腔内腫瘍、感染(細菌、真菌など)、歯牙疾患(歯根炎が激しいと上顎骨、鼻骨の融解により鼻出血を起こす)、血液凝固異常などが挙げられます。軽い鼻炎が慢性的に続くことで軽度の出血がみられることがありますが、原因によっては早急な対応が必要なこともあります。
鑑別診断のための検査として、麻酔下での頭部レントゲン撮影や鼻腔・歯根のチェック、鼻部CTスキャン、鼻部バイオプシー、血液凝固系検査などを行ないます。
治療法は原因により様々で、感染や外傷による出血であれば抗生物質の投与で治療します。歯牙疾患による出血なら、抗生物質に加え抜歯を行い原因を除去します。腫瘍の場合は、腫瘍の種類によっては抗癌剤治療を行います。