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休日やイベント時の注意事項

休日・祝日に注意しておきたいこと

お祝い事のある日やイベント時にはツリーが飾られたり、室内を綺麗に飾ったり、ケーキや果物や美味しいごちそうなどが並べられたりします。しかし、それらは動物達にとって危険な事がありますので、十分注意して下さい。

・脂肪分の多いものや辛い食べ物などを与えないで下さい。
・テーブルの上の食事は動物には与えないで下さい!
・鶏の骨に近づかせないでください!おなかの中に入った骨のかけらが消化管を傷つけたり、骨がアゴにはさまってしまいます。そのような時には動物病院へ連れて来て下さい。

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 欧米ではクリスマス・シーズンにヤドリギの下にいる相手とキスをする風習がありますが、ヤドリギが動物の胃に入ると嘔吐、下痢、吐き気、ショック、発作、そして筋肉の震えを起こす事があり、食べた量にもよりますが場合によっては、死亡することもあります。
 また、ポインセチアにも植物毒があり、それによって口腔内と食道が炎症を起こすこともあります。
 柊(ひいらぎ)もまた重度の胃腸疾患や神経機能の低下を起こします。命に関わることなので獣医師の迅速な治療が必要となります。

 きらきら輝く糸やリボンなどは小さな動物達、特に猫にとってはとても魅力的に見えるようで、それらに引きつけられます。
 最近の金属やプラスチック製の糸状のものは丈夫で、腸の中に入った場合には、ノコギリのように動き、腸管は破裂し、命を脅かす感染症が起こります。
 金属糸やリボンや毛糸などの紐状のものを飲み込んだ場合には、糸や紐を取り除いたり、傷ついた腸管を修復するためには、外科手術を行なわなければなりません。
 嘔吐、食欲の低下、腹痛、または排便時の力みが見られたら、直ちに病院にみせてください。

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 ひと昔前に売られていたポインセチアは、呑み込むと消化管に重度の炎症を引き起こしました。
 症状として嘔吐、下痢、腹痛です。今では毒性のないポインセチアが栽培されていますので、もしもポインセチアを購入されるのであれば、毒性のない種類を選ぶようにして下さい。

 動物達は、小さな装飾品をいじくり回したり追いかけたりするのが好きですが、そういったものを呑み込んでしまうと、胃や腸管の傷害を引き起こします。噛み砕いて呑み込まれてしまったガラス片などは口や胃腸を切ってしまいます。
 一例として、細いガラス繊維でできた天使の人形の髪は皮膚に炎症を起こし、また呑み込んでしまうと口、消化管に炎症を引き起こします。
 小麦粉や塩でできているコイン型のおもちゃがあります。これを呑み込んでしまうと嘔吐や重症な脱水を引き起こします。
 もしも動物がこのようなものを呑み込んでしまったら、すぐに獣医師にみせてください。
 重度の抑うつ状態、食欲の欠如、嘔吐、下痢、口腔内出血などが見られるかもしれません。
 レントゲン撮影で消化管に傷害を与えている物の位置を突き止めます。また消化管を守る為に薬物療法をする場合もありますが、異物の摘出手術も適用されることになるでしょう。
 結局のところ、一番大切なことは未然に予防することです!このような装飾品は動物の届かないような、例えば木の高いところに付けておきましょう。

 電気コードがとりつけられたら要注意です。特に子犬や子猫の手の届かない場所に設置しておきましょう。
 動物達が電気コードを噛んでしまうと、数分~数時間内に不整脈、ショック、肺水腫、口腔内の火傷を引き起こすことになるでしょう。また、過度な流涎、食欲の減少、呼吸困難、重度な抑うつ、意識の消失、発作などが起こり、死亡する場合もあります。
そのような場合には、直ちに動物病院へ連れて行って下さい。

 チョコレートは、クリスマスなどパーティーでよく出されますが、人間には無害でも、動物にとっては有害な刺激物が含まれています。
 特にダークチョコレートやミルクチョコレートには刺激物質が多く含まれていています。
 症状として、嘔吐、下痢、興奮、振戦、発作、が起こり、最終的には死に至ります。
 もしも動物がチョコレートを食べてしまったならば、どういった種類のチョコレートなのかやどれくらいの量を食べてしまったかをお知らせ下さい。
 症状が現れたらすぐに獣医師にみせてください。すぐに処置が必要になります。またチョコレート毒物の排出のために輸液療法をも適用することになるでしょう。



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